2010/02/28
地震のつかい
1996 3 11 old passion
日本海では2009年末から2010年、今年にかけて珍しい深海魚の捕獲が相次いでいるが、北陸の石川県と富山県だけで、この半年で16匹の「リュウグウノツカイ」が既に捕獲され、山口県から新潟県に及ぶ日本海全体では、この半年だけで既に24匹もの、通常は近海で見ることなどあり得ない深海魚が捕獲または発見させている。
だがこの深海魚、実は捕獲され始めたのはこの半年に限ったことではなく、その兆候は2007年末には既に始まっていた。
能登半島や新潟県沿岸では2007年、大きな地震に見舞われているが、このあと2007年末には能登半島で4匹、新潟県沿岸でも3匹の深海魚が発見されていて、そのうち数匹は生きたまま捕獲されている状況がある。
またこうした傾向は2008年に一旦下降気味になったが、それでもこの年に捕獲されたリュウグウノツカイは日本海側全体で17匹を数え、2009年4月には山口県で「ゴマフホウズキイカ」と言う珍しい深海イカまでが、青海島近くの水深3メートルの海中で発見されていたのである。
また山口県の日本海側ではこの前後から、水深が浅い近海で珍しい深海魚の目撃例が相次いでいて、その数は2009年の1年間で、確認が取れたものだけでも19件にも及び、こうした現象は2010年になっても沈静化していない。
そしてこうした深海魚があがってくる場合はとかく地震が来るのではないか・・・、と言う話になるが、確かに従来であればこのような深海魚は漁師ですらもそういつも見れない珍しいものだが、地震との関係で言えば、少ない事例の統計からすると、深海魚が発見されてから半年、または3ヶ月後に地震が発生していると言うことになるが、この言い伝えの根拠は無く、こうした言い伝えが本当だとすると、既に日本海側ではもう大地震が起こっていることになるが、それが起きていない。
このことから考えられることは、一つの可能性として大陸側の国々、及び旧ソビエトのどこかの国が大量のごみや危険物、または薬品を海に投棄している可能性が一つ、そしてもう一つは海流、しかも海底流の水温の変化や流れの変化が考えられ、最後に考えられる可能性として地殻の変動がある。
日本は大陸から押され、日本海溝で地殻が沈んでいるが、こうした際にエネルギーが蓄積されて、プレートの先端ではゆりもどし現象が起こって、そのストレスを解消する。
これがプレート地震だが、関東に周期的に起こる関東地震は、既に60年から90年周期であることを考えると、まだ起こっていないのは不思議であり、同じように100年から150年周期の東海地震も、まだ起こっていないのは少し不気味なものがある。
こうした地震のストレスが開放されない間は、日本海側の地殻も何らかのストレスを受けるため、太平洋側で大きな地震が発生しない場合は、日本海側で大きな地殻変動が起こる可能性は否定できない。
この場合は常にどこかでストレスの加わっている日本海の底では深海魚がその生態バランスを崩して浮上してしまうこともあるのかも知れないが、一番現実的なことを言えば、北朝鮮の核廃棄物やその他の危険物の不法投棄、これは韓国も疑われるが、そうしたものの可能性を考えるべきである。
またこのように不思議な現象と言うことでは、富山県の一部、そして石川県で頻繁に起こっている「空気振動」現象である。
これはドーンと雷のような音がして、振動が来るのだが、地面は揺れていないと言う現象で、ひどいものになるとガラス窓が割れるような大きな振動があるとされているが、同時刻に雷雲の発生は無く晴天、そして飛行機などの離発着、自衛隊飛行機の飛行記録もないと言うもので、こうしたことから隕石の突入音なども考えられたが、地元天文台の記録によれば、そうした事実も残っていない、文字通り謎の振動が2007年から今年まで続いている。
この空気振動だが、富山県、石川県、福井県で、毎年10回前後起こっているが、その原因は気象庁でも分からないとしている。
ただ、能登半島地震、中越沖地震では、こうした地震が起こる1週間前から天気が良いのに、なぜか規則的に雷のような音がしたとの記録があり、これと同じ記録は1923年の関東大地震でも同じ記録が残されている。
おかしな話だが、古来より大きな地震が起こるとされている現象が頻繁に現れながら、その実大きな地震は起こっていない.。
このことは何を意味しているのだろうか。
日本海側の地域では、通年は余り獲れない深海性の魚であるタラの大漁が続いている地域や、これもまた深海性の大型のイカなどが捕獲されている地域もあるが、この傾向についてはここ半年程の傾向であり、更に虹についても例えば直線虹の目撃例が石川県で報告されている。
これなどは100年に1度見られるか見られないほどの珍しい現象であり、また逆虹も目撃されているが、これは通常の虹であれば、円の外側が空に向かっているものが普通だが、円の方が地面に向いている虹であり、こちらも全く無いとは言えないが、そんなに多くは見られないもので、珍しい現象と言えるが、深海魚の現象と含めて、地震との関係はいまだ解明されていない。
ただ言えることは、おそらく漁師でも生きている間に数回しか見られないような深海魚が、集中して死ぬことを承知で海面に上がってきていること、そしてこの現象はここ数年連続して起こっていること、またこれ以外にも不可思議な現象が、日本海側では起こっていることは確かで、こうしたことから考えられることは、地震を初めとして、何かよろしくないものの到来が近い、そんな気がするのだが、なるほどでは太平洋側は大丈夫だ・・・、などと思わないほうが良い、なぜならもし地震なら、日本海側でストレスを解消するか、太平洋側でエネルギーがストレスを解消するかの確率は、50%と50%だからである。